「好きな人ができない沼」にハマった時に立ち止まって考えるべきこと

「好きな人ができない」

婚活をする男女、特に女性に多い悩みであるように思う。

婚活はまずは行動量が重要だと思っている。
行動せずに、「上手くいかない・・・」と嘆いている人が多すぎる。

あわせて読みたい
婚活で結果を出す、正しいお見合い(アポ)の組み方<スケジュール組立編>
婚活で結果を出す、正しいお見合い(アポ)の組み方<スケジュール組立編>婚活において、まず最初の始まりは、お見合いだろう。厳密に言えば、その前段として、【マッチングアプリ】①プロフィール作成②いいね③マッチング④メッセージのやり取り...

上記記事のように、まずは徹底的に動けと言いたい。

ただ、冒頭に述べた、「好きな人ができない」と悩む方の中には、それなりに行動量は担保している方もいる。
行動してたくさんの人に会っているが、好きな人ができないのである。
これは婚活の沼と言えるかもしれない。

そんな時には一度立ち止まって考える必要がある。
直近相談を受けていた事例を紹介したい。

目次

会っても会っても「良い人」としか思えない

30代前半の女性から婚活の相談を受けていた。
(というより婚活仲間。お互いに近況報告なんかをよくしている)

「会っても会っても、好きな人ができない」
「ものすごく良い人だとは思う。でもそれ止まりで先に進めたいと思えない」

彼女は、マッチングアプリでの婚活をもうかれこれ5年近く続けている。
コンスタントにマッチはするし、土日に1〜2件ほどは新規で会う予定を入れられている。

見た目も可愛いし、コミュ力もある子なので、マッチングして会うところまでは造作もなく進められる。
しかし、先に書いた通り、好きになれずそこ止まりとなってしまう。

話を聞いていると、彼女は人をすぐに好きになることが難しいようだった。
特別面食いというわけでもないし、年齢が上の方でも特に抵抗はないので、高望みしているわけでもなさそうだった。

「どうしたらいいんですかね・・・」

と言いながら、アプリを変えながら、日々もらった「いいね」に目を通したり、良さそうな人に「いいね」を送る日々を過ごしていた。

自分がどういう時に人を好きになるのかを知る

彼女とは学生時代からの付き合い(大学の後輩)だったので、ある程度人柄や、今までの付き合いなども知っていた。
その上で、そもそも彼女の好きになる際のパターンが、アプリには全く合っていないように感じていた。

彼女は、その人の思いがけない一面や、頑張っている姿などを見た時に、

「なんとなく気になる」

存在になり、さらに関わりを持っていく中で、

「もしかしたら好きかも・・・」

という気持ちに発展、最終、

「好き」

になっていくという段階を踏んでいた。
これをアプリで実現するには、何度も会って、いろいろ共同作業や、取り組みをしていく中で、気づいていくしかないのだろうが、現実難しいだろう。

つまり、そもそもマッチングアプリを使った婚活が全く向いていないのである。
自分がどういう時に人を好きになるのかを検証しないまま、ただ闇雲に出会いを増やしたことで、ただただ好きになれない相手とのやり取りが発生し、ますます婚活を拗らせていった・・・という状況になっていた。

まさに沼・・・

自分が好きになれる状況での出会いを作り出す

過去の恋愛を思い返して、

・結婚したいと思った相手
・本当に好きになれた相手

とどのような形で出会ったのか、検証することをお勧めする。
できれば何人か思い返し、共通項を炙り出したい。

そして、その出会いの形を可能な限り再現できる方法を作り出していく必要がある。

彼女の場合は、

・職場で頑張っている姿を見た時
・ゼミや部活で一緒に過ごしていく中で

など、同じ組織内で、何かを一緒に取り組む相手が条件として大事そうだった。
そのため、「職場で探す」のはもちろんのこと、職場で出会いがなければ、習い事や趣味のコミュニティなどに参加して、相手を探すことをお勧めした。

ただ現実、

・職場は既婚者ばかり
・とりわけ取り組める趣味もない

ということで尻込みしていた。
とはいえ、好きになるためのキーポイントがそこならば、なんとしても出会いを作り出すしかない。

出会いの方向性が定まれば、チャンスに気がつける

そんな話をしていた中、彼女に転機が訪れた。

職場の飲み会で、別部署の後輩(部下の同期)が連絡先を聞いてきたとのことだった。

見た目は全く好みではなく、

・自分よりも身長が低い
・年下と付き合ったことはない(年上好き)
・後輩の同期ということできまずい(恋愛対象として考えたことがない)

など、条件面は全然合っていなかった。

ただ、自分の好きになれる条件として、「職場」での出会いというポイントは押さえている。
一生懸命食事に誘ってくれる彼に対して、”部下を交えて”ご飯に行ったりとクッションは挟みつつも、何度か会ってみたとのこと。

そして、5回ほど食事などの機会をもったのち、

「ドライブデートに誘われたんですよ笑」

と連絡があった。

貴重なチャンスは真剣に考えて臨む

タイミング的には告白があってもおかしくない。
というか彼はそのつもりではないか・・・

「告白されても笑ってしまいそう」
「キスできる気がしない」

などと笑っていた彼女。

ただ、告白される想定はした方がいい旨を伝えた。

告白された時に、どう回答するのか

先も含めて、ある程度考えて臨んだ方がいいと。
職場での出会いはなかなか狙って作り出せるものでもない。

また、彼女が彼に対して話していたことで、

・今まで会ってきた男性は、細かいことだがやり取りにもやっとすることが多々あった。
・だが彼は丁寧、低姿勢で、やり取りに違和感はない

と言っていた点、なかなか大事なのではないかと感じていた。
そのため、ある程度前向きに考えられる頭で臨んだ方がいい旨アドバイスした。

時には立ち止まって、自分に合った出会い方を考察する

結果、「付き合うことになりました」とのこと。

まだ付き合っただけなので、もちろんこの先どうなるかはわからないが、
今までと違う自分に合った出会い方でできた彼氏なので、良い未来も期待できるのではないかと思う。

彼女曰く、

「アプリでたくさんの人と会って、いろいろな人を見てきたからこそ、見た目がタイプじゃない彼でも踏み切れたと思います」

とのこと。

好きな人ができない沼にハマってしまっている方は、一度自分の過去の恋愛を振り返って、

・自分が好きになれる状況での出会いとは何か
・自分に合った出会い方とは何か

を考えてみるのも良いかもしれない。

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

目次
閉じる