結婚目前にして破局した・・・
そんな話よく聞く気がする。
マリッジブルーって女性によく聞くが、これ男性にこそあるんじゃないかって思ったので考察する。
というのも、彼氏のマリッジブルーについてタロット相談を受けたことがあり、色々話を聞かせてもらったからである。
彼氏と結婚について話していたら、すんでで破局したというのである。
(その方は無事復縁されたようで、とりあえず良かった。)
男側の気持ちがわからないでもない気がするので、考察してみる。
男性のマリッジブルーとは
結婚とは、男→女へプロポーズして決まるケースが多い。
それは一見「男が希望を叶えられるか」という大勝負にも見えるが、実際全てのカップルがそうではないだろう。
男女のパワーバランスはカップルによって違うし、男側も悩んでいる。
まして、男性の方が稼ぎ、家計を支える場合、誤解を恐れずにいうなら男からすれば「人生最大の買い物」とも言える。
実際家庭は2人で築くものだろうが、お金という点で見ればそういう覚悟が男側には発生しているという認識を持ってほしい。
数多いる女性の中から、基本的には人生で1人だけを選ぶのである。
その覚悟、重みは大きい。
それを受け身ではなく、自発的に決断しなければならないプロポーズは、決断力がない男には非常に負荷がかかる作業と言える。
なぜマリッジブルーが起きるのか
なぜマリッジブルーが起こるのか。
いかに覚悟のいる決断とはいえ、ベストな相手と確信できれば、なにもブルーになる必要はどこにもないはずであろう。
不愉快な理由が並ぶと思うが、男のマリッジブルーの要因を考察する。
もっと良い人がいるのではないか・・・と思ってしまう
一言で言ってしまえば、全てこれに内包されてしまうと思う。
もっと良い人がいるのではないか・・・と思ってしまうのである。
少なくともそう思われてしまっている可能性が高い。
マリッジブルーとは一言で言えば、
「本当にこの人でいいのか・・・」
が男女共通の定義と言える。
本当にこの人でいいのか≒もっと良い人がいるのではないか
であることを念頭におきながら、細かい要因を見ていきたい。
どうしても引っかかる要素がある・・・
「もっと良い人がいるのではないか」と思ってしまう要因の一つとして、
どうしても引っかかる要素がある・・・
というものがある。
私も10年近く付き合って、結婚に至らなかった経験があるが、その時の最大の要因は、
であった。色々な方面で対処を考えたものの、どうしてもその引っ掛かりを払拭できなかった。
引っかかる要素としては、例えば下記のようなものが考えられる。
・性格
・行動
・友達付き合い
・両親
・家庭環境
・容姿、体型
・性生活
・職業
・住環境
などなど・・・上げ出したらキリがない。
根本的に性格が合わないとか、見た目が好きではない、などであれば躊躇なく別れているだろう。
問題は些細なことだったり、たった一つのことが引っ掛かりとして残ったりするので、気をつけたい。
さらに注意すべきなのは、直接的に言いにくいこと、改善が難しいものほどこの引っ掛かりとしては大きくなるため、些細な相手からのアラートを逃さず受け止めることが大切になってくる。
例えば私の友人で言えば、
なんて話もあったりする。これは改善が難しいし、お相手もまさか臭いで悩まれているなんて思いもしないだろう。
だが、だからこそ本気で悩んでいるのである。
何か彼側が気にしていそうなことはないか、ボソッと話していた要望や意見はなかったか、見直してみることをおすすめしたい。
気になっている人がいる(可能性がある子がいる)
上記の引っ掛かりから、「もっと良い人がいるのではないか・・・」と動いた結果、
もっと良い(と思ってしまう)人が見つかってしまったパターン
がこれである。
ある程度恋愛スキルがある男性であれば逆に見極めができたり、進展してしまったりもするので、どちらかというとのちに説明する「まだ遊び足りていない」への発展も懸念されるが、もっとタチが悪いのは、恋愛スキルの少ない男性である。
恋愛スキルがない男性だと、周りにいる美人や、性格の良い子をみて、
この子もいいなぁ・・・
なんて思ってしまったりもする。
相手にされるかの目算も立たないまま、勝手に悩んでしまうのである。
このタイプは、逆に一旦冒険させてやるのも親心かもしれない。
あえて泳がせて玉砕させてしまうのである。
モテないタイプであれば、それでスッキリしてくれるかもしれない。
モテるタイプであれば、自分の力量を測って、適切なタイミングで決断してくれるだろう。
次の問題は、モテるかつ遊び足りない系男子である。
まだ遊び足りていない(1人の方が楽しいと思う部分がある)
よく「彼が結婚を決断してくれない」相談を受けた際に該当するのが、この
パターンである。
これに関していうと、
マリッジブルーで覚悟が決まっていないだけパターンと、そもそもまだ結婚する気がなく、結婚を考えているのは女性側だけだったパターンがあり、後者の場合はなかなか苦しい展開になってしまう。
男とは、ほぼ誰しもが、
と思っている。
これはもう仕方ない。
そして恋愛スキルがある人間は、20~35歳くらいまでは、動けば動いただけ女性と関係を持つことができる。
これは本当に中毒性があり、抜け出すことには覚悟がいる。
逆に言えば、ここを抜けて、
あなたと結婚をするという覚悟を持たせないといけない
ので、相当男性側にメリットがないと厳しい展開となる。
ただ、マリッジブルーの男性は、後に述べるような、
のような行動を取るケースも多く、女性側からお断りとなり破局してしまうパターンが後を絶たない。
ここは男女の考え方の違いと捉え、受け止める覚悟を持ってもらいたい。
少しの我慢で、望む結婚は得られる可能性が高い。
最後の最後でダメになってしまうのは、本当に切ない。
マリッジブルーになった男の行動
次は、マリッジブルーになった男の行動を見ていきたい。
女性からすれば本当にイライラする行動をとってしまうため、最後の最後で破局してしまうケースは本当に後を絶たない。
(私自身も経験あり)
もちろん、
というのも判断とは思うが、女性で言うPMSのように、どうしようもない要素であるケースもあるので、本当に結婚したいなら耐えることも重要と考える。
往々にして、結婚の覚悟まで決まってしまえば、その態度が続くことはない(減る)と考えられるからである。
距離を置こうとする
・会う頻度が減る
・他の友達などと遊ぶ頻度が増える
なんてことが起こったりする。これは、
本当にこの子でいいのか・・・
と重い覚悟の中で、状況を整理したいという気持ちであり、
・ひとりでしっかり考えたい
・友達や周囲の人に話を聞きたい
というケースが多い。
ここで、
などと圧をかけたり不満を伝えるのは最悪だろう。
彼からすれば、
「真剣に考えてるのに・・・」
と気持ちを踏み躙られた気持ちになるケースもあるかもしれない。
厳しい態度や言動が増える
これは女性にとって酷な話だが、見極めのために圧をかけてくるケースがある。
採用に例えるなら、圧迫面接である。
という気持ちもわかるが、特に男性側が今後の家計をメインで支えていく(金銭負担が多い)パターンであれば、この悩みはあって然るべきで、責められることではない。
逆の立場で考えてみてほしい。
あなたの方が年収が上で、彼を養う立場だとする。
そんな中で、先にあげたような気になる点があるとすると、悩む気持ちもわかるだろう。
そうなると対応は2つで、
・改善してもらう
・改善を諦め別れる
の2択となり、改善を求める声なのである。
優しい改善促しであれば良いのだが、「男性側が選ぶ」という気持ちになっているのであれば、より厳しい圧迫面接に発展してしまうケースも高い。
対策は後に記載するが、まずは耐えること。そして改善すべきなことは改めるべきである。
ただ、本当に理不尽な要求であれば、しっかり話をした方がいい。
あくまで採用する前提で圧迫面接を試しているのに、そこで「圧迫面接するなら辞退します」と言われると、相手も焦るか、気持ち自体が冷めてしまう可能性がある。
と思われてしまうことだろう。
浮気する(浮気しようとする)
これはモテる男性に多いが、実際に動いて浮気してしまうパターンである。
先にも書いたが、
・マリッジブルーで覚悟が決まっていないだけパターン
・そもそもまだ結婚する気がなく、結婚を考えているのは女性側だけだったパターン
があり、後者であればこれはマリッジブルーではない。
前者のパターンとして話を続ける。
マリッジブルーで覚悟が決まっていないパターンであれば、最後に悔いなく遊びたいと思う男心もわからなくはないが、女性としてはたまったものではないだろう。
ここに関しては、浮気を断じて許すべきではない。
かと言って、浮気に目を光らせ、彼を束縛するのも逆効果となると理解した方がいい。
後に解説するが、
と思わせる、圧倒的な愛の方が効果的である。
マリッジブルー男への対処法
さて、ここまで男性のマリッジブルーについて、
原因と行動
を見てきたが、どう対処すれば良いのだろうか。
取りうる対策を3つ挙げる。
周囲の人から結婚を促してもらう
可能であれば一番平和で効果が高いと思うのが、
周囲の人から結婚を促してもらう
である。
・共通の友人
・同じコミュニティの知人(職場、サークルなど)
・相手の両親
などに彼の悩みを聞いてもらい、その上で、
と促してもらうことは非常に効果がある。
彼が信頼している知人にコネクションし、うまく誘導してもらうことは、悩めるマリッジブルーの彼には非常に有効な一手となると思う。
注意は、彼側にコネクションが深い男友人であれば、
という前提含め伝えてしまうリスクがある点は注意したい。
また、女性の友達であれば、
逆に仲を引き裂こうとするパターンもあるので、本当に信頼できる友人を選べるかが重要である。
(自分が見込んだから邪魔したい、逆にその彼を奪いたいパターンなんかがある。女性って本当に怖い。)
これは日頃の人間関係がモノを言うので、
協力者がいない
協力してくれるはずが悪いことを吹き込まれた
となれば、周囲との人間関係を見直した方がいいかもしれない。
(それ自体が結婚を悩まれている原因であるケースも多い)
不安な要素を出し切る
結局のところ、何かしらに引っ掛かりがあるのである。
そこをクリアにする、改善する努力を見せることが有効である。
結婚後について、具体的にしっかり確認しよう。
お金について
仕事を続けるのか
子どもは何人欲しいのか
両親との関係や、どうか関わっていくのか
話しにくい悩みがクリアになれば、安心して結婚を決めてくれるかもしれない。
徹底的に信頼している(愛している)ことを伝える
結局のところ、彼は本当にこの選択でいいのか・・・と悩んでいるわけで、先に挙げたような理不尽とも思える行動をとってしまう。
つまり、
というプレゼンができれば、この契約は成立するのである。
その対策として、
・周囲から固める
・問題点を改善する
という対策を述べたが、一番効果があるのは、
であることは間違いない。
彼の不安による行動に対して、怒りや悲しみをぶつけるのではなく、その不安に寄り添って「大丈夫だよ」と安心させてあげることが何より効果的である。
まとめ
男にとって、結婚は人生最大の買い物である。言い方は悪いが、これは事実である。(男性の方に稼ぎを託すのであれば)
そんな決断の中で、最後の最後に揺れるのは当然とも言える。
営業においても、
という対策が必要なように、男性のマリッジブルーにも反論パターンと、適切な反論処理があると考える。
女性にとって「なかなかプロポーズされない」というのは大きなストレスであることはわかる。
だが男性側にも大きな覚悟が必要であり、ストレスがあるのだということをしっかり理解した上で、対応をとっていくようにしたい。
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